2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

RWをみて思い出した

イギリス旅行をするうえで、Westminster寺院訪問は欠くことのできない行程である。建築学徒としてはじめて訪れたときには強烈な衝撃が我が身を貫いた。啓示をうけたように跪かざるを得ない。それがオーヴァでないほど、息を呑む荘重、華麗な石の空間なのだ。

多木さんのこと

訃報をつたえる小さな記事で知ったのだが、終の棲家は湘南のアノニマスな一室だったそうで、海が好きで慎ましい多木さんらしいと思った。(海軍兵学校出身者名簿にもその名前をさがすことができる。http://www2b.biglobe.ne.jp/~yorozu/sub2-29.html 8月6日…

ひとりも見捨てない−映画「東南角部屋二階の女」について

それぞれの事情で住む所を失った者たちが築何十年かと思われるアパートにやってくる。だが、期限付の仮住まい。いずれ出て行かねばならない。ここは台風に見舞われたりするし、戦争の記憶も残していた。偶然だがふしぎなコミュニティーが発生する。なかに、…