スカイスクレーパーに慣れる

3時間ほどしか眠れなかった。疲れはピークか。昨日、ロックフェラー周辺をなんとなく中途になってしまったし、あの界隈には屋台も出ているはずだから、朝食もついでにまたあそこから待ち歩きを開始。ホットドックとコークで$6も?。またケチャップ!

「セント・パトリック教会」

「ウィザード邸」(オーダーがなじめない)。パーク・アヴェニュー。ところで、摩天楼とはこんなもんか?ル・コルビュジエが再訪したさい「小さすぎる」また「多すぎる」とコメントしたのは負け惜しみだと思っていたが、そうでもなかったのだろうか。もっとこの倍過密で高くてもいい。「セントラル・パーク」が「大きすぎる」のはまったくだが。とにかく「エンパイア・ステート・ビル」まで行ってみなければ。が、同じ感想を修正する必要は感じなかった。
すぐに「クライスラー・ビル」まで戻ろう。遠景夜景も一番際立つし、ロビーも手を抜いていない部分がみつからない。磯崎新は20世紀の建築として挙げた。たしかに、デザインのシャープさはニューヨーク1といってもよい。いまもって最も信用できる眼(オペの影響はどう出ているのだろう)。

可能なら長居していたいくらいだったが、そのまま水平に移動して「グランド・セントラル・ステーション」、「旧パンナム・ビル」。

ニューヨーク市立図書館」。
おかしい。開架の棚に本があまりない。市民は持参したノートをネットにつないでいる。たまたま飛行機で読みかけた「その街の今は (新潮文庫)」を読むことにする。心斎橋しか出てこないのに。電話用のデッキと化している余白スペースに設置された、だれにも顧みない彫刻にもっとも心打たれた。建築行脚これでいけてるのか?いいものはいいといえるなら。鍛えたいものを明晰に。視点。視線。視界。視野。視角。視力。