駅で待たされる

マジソン・スクエア・パーク。小さくていい公園が地下鉄一駅分にかたまっている。セントラル・パークを縮小して、こういう公園をもっと分散させてもよかったのではないか。

犬は街中でみた。平日昼間でもよく散歩させてもいた。でも、柴犬とシーズーの雑種で毛がバサバサで顔がキュートな犬なんてアメリカにも居なかった。絶滅したから。

次の写真は光を撮ったとしか説明しようがない。「観光」とは意外に上手いことを言ったものだ。刻々変化する、二度と同じではない、単独的な経験。

レキシントン・アヴェニューまで出て、インドカレー。野菜も米も本場だ。たぶん。グリーンカレーはえぐくて残す。ミッドタウンまで戻るつもりで駅で待つが、電車がなかなか来なくて、人だらけになった。茶飯事のようだが。そういえばロンドンのチューブも1日1回は止まった(車内の電気もチカチカする)。 下校時に重なり女子高生たちにクラクラした。


ワールド・オブ・ディズニー、トランプ・タワーIBMビル、ティファニー(外から覗いただけ。朝食もぬき)、教会。6番街に移動してUSBビル、CBSビル。

MOMA。人多。金夕。建物のデザインは大きさを扱いきれなかったようである(ビッグネス)。バーネット・ニューマンはジップ(換言すれば棒)だけというのもあったんだ、逆にね。ピカソの青の時代の作品に、うつろな犬がいたのも、忘れがたかった。

ねむい。足はもう動かないが、こうなってからどこまで動かせるかが勝負だ。近現代にはあきあきしつつも、ついでだからホイットニー美術館にも。思い残すことはないというかんじ。